院長あいさつ
ご挨拶
このたび、「あさの循環器内科クリニック」を開院させていただくこととなりました。私はこれまで日本を代表する循環器専門病院である榊原記念病院において、16年間、心臓・血管疾患の専門医として勤務させていただきました。 日常診療の中でいつも思うことは、ひとりひとりの患者さんに最適な医療を提供することが、いかに難しいかということです。単に病気や病変を治療する技術レベルが高いだけでは "よい医療" は提供できません。高い技術の裏付けに加えて、患者さんをとりまく様々な背景を考慮しつつ、治療方針を決定することが重要です。私は、自分の理想とする、そのような "よい医療" を実践するために、当クリニックを開業したいと考えました。
今後は、これまでの知識と経験を活かし、自分のクリニックで個々の患者さんたちと緊密な関係を築き上げていきたいと考えております。そして、榊原記念病院とより連携を深めながら、皆様に喜んでいただける医療をご提供したいと考えております。
また、私は総合内科専門医でもありますので、心臓病以外の生活習慣病(高血圧、糖尿病、高コレステロール血症など)についても、しっかり診療させていただきます。
さらに、風邪などのちょっとした体調不良や、何科を受診したらよいかわからないような健康上の問題についても、遠慮なくご相談ください。状況に応じて適切な診療科、専門病院などへ紹介させていただきますので、当院をかかりつけ医として気楽にご利用いただければ幸いです。
専門の心臓・血管病だけでなく、総合的に皆様の健康増進にお役に立てるよう、全力で取り組んでいく所存です。
院長略歴
昭和60年3月 | 兵庫医科大学医学部卒業 |
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昭和60年4月 | 東京女子医科大学循環器内科学教室に入局 |
平成5年5月 | 同 循環器内科学教室助手 |
平成7年9月 | 東京都老人医療センター(現東京都健康長寿医療センター) 循環器内科 |
平成8年7月 | 榊原記念病院循環器内科医長 |
平成14年7月 | 同病院 心血管カテーテル室長 |
平成18年4月 | 同病院 循環器内科部長(心血管カテーテル室長兼務) |
平成24年11月 | あさの循環器内科クリニック開設 |
【免許・資格など】
- 東京女子医科大学 医学博士
- 日本内科学会総合内科専門医
- 日本循環器学会専門医
- 日本心血管インターベンション治療学会専門医
- 腹部大動脈ステントグラフト実施医 (ゼニス腹部ステントグラフト指導医)
- 経皮的心房中隔欠損閉鎖術教育プログラム完了
【所属学会】
- 日本内科学会
- 日本循環器学会
- 日本心臓病学会
- 日本冠疾患学会 評議員、FJCA(特別正会員)
- 日本心血管インターベンション治療学会 代議員
- 日本心血管画像動態学会 評議員
【専門領域】
- 循環器疾患の臨床研究、心臓・血管カテーテル治療
榊原記念病院との連携について
患者さんを中心に、病院とクリニックが協力して、よりよい医療を提供することを病診連携といいます。かかりつけ医は、患者さんの日常健康管理を行い、ちょっとした相談にものることができます。しかし、いざ入院や高度医療が必要になった場合、患者さんは専門病院に行かなければなりません。
榊原記念病院と私が目指している連携は、オンラインでデータ閲覧ができる体制で、もし私のクリニックに通院中の患者さんが入院された場合は、クリニックの診察室から入院中の検査結果や治療経過を閲覧し、必要があれば検査の依頼を可能にすることです。
私はクリニックが休診の木曜日に榊原記念病院入院中の患者さんを回診することができますので、退院後私のクリニックを初めて受診される場合でも、入院されていた時の状況をしっかりと把握できます。
これが私の目指している病院とクリニック間の切れ目ない医療連携です。
当院には榊原記念病院の常勤医師である樋口亮介先生(水曜午後)と西川 慶先生(金曜午後)に勤務いただいております。お二人は日本循環器学会専門医で、日夜救急医療と高度に進歩したカテーテル治療の最前線でご活躍中です。
私が自分のクリニックを離れられない時間帯においても、彼らが当院から入院なさった患者さんの状態をしっかり把握し、必要があれば私に連絡するといった体制が整っています。
したがって万一榊原記念病院に入院になった場合でも安心して治療を受けていただくことができます。
その他周辺医療機関との連携
東京都立多摩総合医療センター、東京女子医科大学病院、杏林大学病院、
独立行政法人国立病院機構災害医療センター、東京慈恵会医科大学附属第三病院、日本医科大学多摩永山病院、
武蔵野赤十字病院、府中医王病院、府中恵仁会病院など